アレンV.サンチェス × 堤康博 2人展 - monad -

シンガポールを拠点に世界各地で活動中の現代アーティスト、アレン・V・サンチェス（Allen V. Sanchez）さん、福岡を拠点に精力的に活動する画家 堤康博さんによる2人展を開催いたします。

静寂と幾何学の交差点を探求し、抽象的な形態に内在する瞑想的な感覚を描き出す作家 アレンV.サンチェスさん。
幾何学的な構成や反復される形態は、一見理性的な秩序を示しているようでありながら、同時に深い余白や呼吸のようなリズムを含み思索を促します。現代社会の喧騒から一歩距離を置き、時間や空間の概念を新たに問い直す場を提示しています。

「色を重ね削る」その制作の先に、記憶に触れるイメージを紡ぎ出し描く画家 堤康博さん。
絵具の層を重ねては削り取り、過去の痕跡を掘り起こしながら新たな表情を生み出す表現は、時間の堆積そのものを画面に表現している。鮮やかさと静けさを併せもち「どこかで見たことのある情景」や「心の奥底に眠る感覚」を呼び覚ます力を秘めています。

会場では絵画作品など約20点を展示販売します。

現代絵画の多様性と、その根底に流れる普遍的なテーマ「静けさ、時間、記憶」を考える機会ともなります。
どうぞじっくりとご高覧いただき、それぞれの作品がもたらす思索の旅をご体感ください。